ACTION
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HACCP
HACCP（ハサップ）とは食品の安全を確保するための管理システムで「Hazard（危険）」「Analysis（分析）」「Critical（重要）」「Control（管理）」「Point（点）」の5つの単語から成ります。このシステムは食品製造の全ての過程において安全に関わる危険要因を科学的に分析し、特定の危険な点を管理することで食品の安全性を確保します。
原料の調達から加工、製造、梱包、配送、最終消費に至るまで各段階で潜在的な危険を予防、排除しています。HACCPはWHO（世界保健機関）とFAO（国連食糧農業機関)などが運営している食品規格委員会によって発表されており国際的に認められた食品安全管理の基準です。
当社は水産加工における衛生管理を目的とした「大日本水産会HACCP（正式名称：水産食品加工施設HACCP）」の認証を取得しています。水産品は水産品固有の特性を理解し品質保持することが非常に重要です。特に水産品は腐敗が進みやすいため加工過程で湿度や温度の管理が不可欠です。
「大日本水産会HACCP」ではHACCPの考え方を基本にして水産品固有のリスクに対応したもので生物学的リスク（細菌、ウイルス、寄生虫）、化学的リスク（重金属の汚染、残留農薬）、物理的リスク（骨片や金属片の混入）、これら全てを厳格に対処しています。水産品の加工過程において潜在的な危険を事前に特定し、それを管理・排除することで最終製品の安全性を保証しています。
FSSC22000
FSSC22000は食品安全管理システムに関する国際規格の一つで食品製造業全般に適用されるものです。
この認証は食品の製造から包装、運搬に至るまでのサプライチェーン全体における食品安全のリスクを管理し消費者に確実に安全な食品を提供するための国際的な認証です。水産品の範囲においては漁獲から加工、包装、配送に至るまでの各段階での食品安全リスクの特定、評価、および管理するための包括的なアプローチで水産品特有の環境汚染、微生物汚染、化学物質の残留などのリスクに対処しています。
FSSC22000は3つのパートから構成されており、厳格な認証基準を全て満たしていないと取得することはできません。
食品安全マネジメントシステムの国際規格であるISO22000と、前提となる衛生管理についての仕様書であるTS22002シリーズ、そしてFSSC22000独自の追加要求事項から成ります。
HACCPシステムを含めた食品安全マネジメントシステム（ISO22000）を基本として、ISO22000単体ではややあいまいな衛生管理についてISO/TS22002シリーズで明確化し、そこにさらにFSSC22000独自の追加事項で基準を強化しており、衛生管理において最高基準の認証です。当社ではFSSC22000を取得し、安心で安全な最高品質の商品を生産しています。
TRACEABILITY
商品が原材料の段階から最終消費者に到達するまでの全ての過程を追跡、記録するシステムのことです。
いつ、どこで、だれによって作られたのかを明らかにします。このシステムは水産品の安全性と品質を保証し、不正や偽装を防ぎ、持続可能な漁業の促進を目的としています。製品の出所、加工履歴、流通経路などの情報を一貫して追跡できるようにすることで透明性を高め、品質と安全性の高い商品の提供を可能にします。
当社は厳しい国際基準を守り、厳格な衛生管理体制の下、トレーサビリティを厳守しています。
前浜の仕入れから、輸送、工場での加工、急速冷凍、梱包、出荷、お客様の食卓へ届くまで、
これら全ての工程を明確に管理しており、サプライチェーン全体の透明性を確保しています。
各浜での仕入れ
仕入れた原料の輸送
原料の洗浄・加工
トンネルフリーザーでの冷凍処理
箱詰め
取引先への出荷
お客様の食卓
EQUIPMENT
水産品の鮮度と風味を維持したまま、急速に冷凍処理をします。
加工したホタテの玉冷を一時的に保管する冷凍倉庫です。
Ｘ線を用いた質量測定装置を使ってサイズの選別を行います。
ホタテの玉冷をサイズごとに仕分けします
指定した分量毎に自動で包装します。
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